牧場のチビちゃん
著者
書誌事項
牧場のチビちゃん
新世研, 2002.11
- タイトル別名
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O Negrinho do pastoreio
- タイトル読み
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ボクジョウ ノ チビチャン
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内容説明・目次
内容説明
これはブラジル南部にある牧場で奴隷として働いていた黒人少年のお話ですが、この少年には名前がなく、Negrinho(チビちゃん)と呼ばれていました。朝から晩まで働くチビちゃん。ある日チビちゃんは、主人である地主が催した競馬で騎手を務め、レースに負けてしまいます。怒って無理難題を強いる地主。マリアさまの力をかりて地主の命令に従おうとするチビちゃん。ところが地主の息子の意地悪で、チビちゃんは地主の言い付けを守れませんでした。チビちゃんは、罰としてムチで打たれ、とうとう息をひきとりました。チビちゃんの悲しい話は、すぐに人々に伝わりました。それから、地主をはじめ人々のあいだで不思議なできごとがおこりはじめます。チビちゃんが精霊となって皆の前に現れたのです。チビちゃんの魂は今日もブラジルの人々の心の中で生き続け、馬の群れを率いながら人々のため大草原(パンパ)を走り回っているのです。
「BOOKデータベース」 より