欧州統合とフランス憲法の変容
著者
書誌事項
欧州統合とフランス憲法の変容
有斐閣, 2003.2
- タイトル別名
-
L'évolution de la constitution française sous l'intégration européenne
- タイトル読み
-
オウシュウ トウゴウ ト フランス ケンポウ ノ ヘンヨウ
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注記
内容: はしがき(中村睦男, 高橋和之, 辻村みよ子), 執筆者紹介, 第一章: 主権と統合構造(1「国家主権とフェデラシオン」-5「補完性原理とフランス地方自治権論」), 第二章: 条約と憲法(6「欧州統合に関わる諸条約と憲法院」-10「フランスの安全保障とEU」), 第三章: 人権論の新展開(11「最近のフランスにおける人権論の変容」-16「欧州統合とフランスの社会保障」), 資料
フランス憲法の展開: p368, 欧州統合の展開: p369
収録内容
- 国家主権とフェデラシオン : EU統合プロセスの憲法学的把握をめぐって / 高橋和之 [執筆]
- 欧州統合と憲法改正 / 辻村みよ子 [執筆]
- 欧州統合下の意識形成と「国民主権」 : 欧州議会・欧州議会選挙を素材として / 只野雅人 [執筆]
- Dominique Schnapper における Nation と Citoyen / 今関源成 [執筆]
- 補完性原理とフランス地方自治権論 / 大津浩 [執筆]
- 欧州統合に関わる諸条約と憲法院 / 矢口俊昭 [執筆]
- EC法の優位と憲法の対応 : フランスとドイツ / 齋藤正彰 [執筆]
- フランス法秩序と条約 : 欧州の法と国内法との「調整」をめぐって / 大藤紀子 [執筆]
- 「一にして不可分の共和国」と多言語主義 : 「欧州地域語・少数言語憲章」批准問題をめぐって / 糠塚康江 [執筆]
- フランスの安全保障とEU / 岡田信弘 [執筆]
- 最近のフランスにおける人権論の変容 : 公の自由から基本権へ / 山元一 [執筆]
- 一九九〇年代フランスの出入国管理法制 : 「憲法化」および「共同体化」の問題をめぐって / 光信一宏 [執筆]
- 男女平等を推進する平等概念 / 植野妙実子 [執筆]
- フランスにおけるコミュニケーション(communication)の自由の憲法上の位置 / 清田雄治 [執筆]
- フランス憲法における社会権の保障 / 中村睦男 [執筆]
- 欧州統合とフランスの社会保障 / 藤野美都子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
フランスには、国家主権を保持して近代国民国家の憲法伝統を維持したいと願う反面、欧州統合の主要な担い手として主権の移譲等による憲法変動を容認せざるをえないというジレンマがある。最近のフランス憲法改正や憲法論議の動向には、主権論と人権宣言の母国フランスのジレンマが、如実に現れているといってよい。そして、このような憲法状況の検証は、ヨーロッパ諸国のみならず、近代立憲主義の嫡流にある日本の憲法研究にとっても、最良の研究対象となっている。そこで、日本の主なフランス憲法研究者が一堂に会して共同研究会を組織し、欧州統合下のフランスにおける憲法変動を多面的に検討した。
目次
- 第1章 主権と統合構造(国家主権とフェデラシオン—EU統合プロセスの憲法学的把握をめぐって;欧州統合と憲法改正;欧州統合下の意思形成と「国民主権」—欧州議会・欧州議会選挙を素材として ほか)
- 第2章 条約と憲法(欧州統合に関わる諸条約と憲法院;EC法の優位と憲法の対応—フランスとドイツ;フランス法秩序と条約—欧州の法と国内法との「調整」をめぐって ほか)
- 第3章 人権論の新展開(最近のフランスにおける人権論の変容—公の自由から基本権へ;一九九〇年代フランスの出入国管理法制—「憲法化」および「共同体化」の問題をめぐって;男女平等を推進する平等概念 ほか)
「BOOKデータベース」 より