会話の日本語読本
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書誌事項
会話の日本語読本
(文春新書, 307)
文藝春秋, 2003.3
- タイトル別名
-
会話の日本語読本
- タイトル読み
-
カイワ ノ ニホンゴ トクホン
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内容説明・目次
内容説明
これまで見向きもされて来なかった映画や演劇、小説などの会話にこそ、真の日本語の鉱脈は潜んでいる。というわけで、小説、エッセイから映画、演劇、漫才、落語に至るまで、珠玉の会話を縦横無尽に掘り出してみせたのが本書です。シェイクスピア翻訳劇や漱石、谷崎、エンタツ・アチャコやダイマル・ラケット、向田邦子、ビートたけしなど、日本語の芸を堪能させる手練が続々登場。坂田三吉の「銀が泣いている」、映画「仁義なき戦い」の方言丸出しの会話、天童よしみのインタビュー対談など、もう何でもあり…の「会話版」文章読本です。
目次
- 1 会話はこんなに通じない(会話はこんなに通じない—向田邦子、東海林さだお、武者小路実篤;話し下手の日本人が発明した会話の妙案—能「小鍛冶」、「江差追分」 ほか)
- 2 男ことばと女ことばの不思議(会話の中の男女の性差—シェイクスピア 木下訳と松岡訳;かつてはこんなしゃべりかたもあった—上林暁、小津安二郎「晩春」 ほか)
- 3 一人ゼリフの凄い効きめ(主張と報告の一人ゼリフ—「修禅寺物語」の名ゼリフ;西欧的な主張のしかたも—徳田秋声、真山青果 ほか)
- 4 方言こそ日本語のお宝だ(方言による悪態—「仁義なき戦い」、「男はつらいよ」;昔の方言をよみがえらせる現代演劇—有吉佐和子「華岡青洲の妻」の上演 ほか)
「BOOKデータベース」 より