戦後ドイツの表見代理法理
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戦後ドイツの表見代理法理
成文堂, 2003.3
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センゴ ドイツ ノ ヒョウケン ダイリ ホウリ
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Description and Table of Contents
Description
表見代理制度、ひいては代理制度で設計された「代理制度の社会的信用を維持するための、取引相手方の信頼保護」とは一体どのようなものなのか、その制度設計では、表見代理の法的構成・法的根拠、とくに本人の帰責根拠はどのように説明されるのだろうか、民法上の基本原理・原則(とくに私的自治の原則や過失責任主義)や他の信頼保護諸制度(とくに意思表示・法律行為法の信頼保護規定)との関係はどのようになっているのだろうか。戦後ドイツの、表見代理の法的構成・法的根拠、とくに本人の帰責根拠をめぐる議論は、さきの疑問に応えて、我が国の解釈論にとっても手がかりになりそうな、新たな視点まで与えてくれるものであった。この大学院時代から今日までの、戦後ドイツの表見代理法理に関する研究を、まとめたのが、本書である。
Table of Contents
- 第1部 表見代理総論(表見代理の法的構成・法的根拠に関する理論状況(判例の発展;学説の展開);表見代理有権代理説の可能性・有用性(フルーメ以降の有権代理説の展開;有権代理説の評価 ほか))
- 第2部 表見代理各論(代理権授与の錯誤取消しにおける取引保護の在り方(代理権授与の錯誤取消しについて;表見代理の錯誤取消可能性について ほか);表見代理と無権代理人の責任との競合(学説および判例における理論の展開;近時の学説))
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