海と列島の中世
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海と列島の中世
(講談社学術文庫, [1592])
講談社, 2003.4
- タイトル読み
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ウミ ト レットウ ノ チュウセイ
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注記
原本は日本エディタースクール出版部(1992年1月)刊
内容説明・目次
内容説明
海は柔らかい交通路である。それは自在な交通を許し、人と人を結び、文化同士を融合させる。本書では全国の中世海村・海民の姿が、綿密な現地調査と文献から浮き彫りにされてゆく。中国大陸・朝鮮半島・日本列島をまたにかけた「倭寇世界人」を生み出した海のダイナミズムを探り、東アジアに開かれた列島社会の新鮮な姿を描き出す、網野史学の論集。
目次
- 1 列島(海のルート—「中国文化」と律令制;海の時代—奥能登と時国家文書から)
- 2 地域(中世の海村—若狭の浦々;東と西の地域史—常総を中心に)
- 3 都市(海上交通の拠点—金沢氏・称名寺の場合;都市の起源—今、なぜ一の谷か)
- 4 社会(説経節の世界—中世社会の変化;「悪」の諸相—緊張する社会)
- 5 海民(海の領主—伊予の「海賊」;海夫—九州をめぐる海上交通)
「BOOKデータベース」 より