季語の底力
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季語の底力
(生活人新書, 069)
日本放送出版協会, 2003.5
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キゴ ノ ソコジカラ
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参考文献: p212-216
Description and Table of Contents
Description
季語は俳句に限定されるものにあらず、日本人の精神風土を映し出す鏡である。気鋭の俳人が、短歌、小説、茶の湯、和菓子など、さまざまな分野から季語に凝縮された日本文化のエッセンスを汲み上げ、瑞々しい筆致で描く。現代生活で薄れつつある日本古来の季節感を再発見しつつ、季語の持つアクティブな息吹を味わえる一冊。
Table of Contents
- 桜—花見は仮面舞踏会?
- 時鳥—吉凶両面、ジキルとハイド的季語
- 蛍—唯一、「狩」を名乗れる虫
- 滝—異界への入り口
- 花火—毎年進化し続ける季語
- 七夕—七夕は摩訶不思議、複雑怪奇、欲張り至極
- 月—二つの顔=唯美的かつ現実的な月見
- 紅葉—有閑鬼女の宴のあとで
- 菊—めでたさもお悔やみも
- 枯れ—俳人は「枯れ」を偏愛する
- 雪—生活直撃型の季語
- 初日—太陽を拝む国、拝まぬ国
- 節分—ありがたきものは鬼
- 梅—おとなのための花
- 雛祭—「青い目のお人形」がもたらしたもの
- 野焼—火柱の体験
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