青狼の拳 : 餓狼伝秘篇
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青狼の拳 : 餓狼伝秘篇
(Futaba novels)
双葉社, 1987.12
- タイトル読み
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セイロウ ノ ケン : ガロウデン ヒヘン
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内容説明・目次
内容説明
土方元は、右手に抜き身の刀を握っている。そして迫ってくる。丹羽文七に向かって、上段から打ちおろした。「ちいいい」、文七は、後方に倒れた。倒れながら、右の爪先を真上に跳ねあげた。足と刀と、速い方の勝ちだ。刀の柄を握った土方の両手首を、柄ごと真下から蹴りあげていた。カウンターだ。「むうっ」、刀が宙を舞った。その刀に向かって、土方が疾った。文七が追う。広場の外だ。土方が先に飛び出した。刀を拾おうとした。その刀を、上からおりてきた河野勇の足が踏んだ。—東洋プロレスの前座レスラーに負けた丹羽文七が、格闘技日本一を目指して積む〈血の修業〉の息づまる青春ペイジェント!
「BOOKデータベース」 より