中世の神と仏
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中世の神と仏
(日本史リブレット, 32)
山川出版社, 2003.5
- タイトル読み
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チュウセイ ノ カミ ト ホトケ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
中世は仏教の時代と考えられてきました。日本の土着の神たちは仏教の仏たちのもとでひっそりと息を潜めて、せいぜい神仏習合という不純で不本意な形態を取らされていたというのです。しかし、神仏習合はそのように否定されるべき形態なのでしょうか。そこには、従来常識とされてきた日本宗教のあり方とはまったく異なる雄大で自由な想像力が羽ばたき、合理主義に束縛された近代人の思いも及ばない世界が展開しているのです。本書では近年急速に研究が進められている中世神道論の動向を描き出しながら忘れられていた日本の宗教の原像を解明していきます。
目次
- 日本宗教の解明へ向けて
- 1 神道の形成と神仏習合(日本的な宗教形態としての神仏習合;神道とはなにか ほか)
- 2 山王をめぐる神道説(山王の神;本地垂迹理論の形成 ほか)
- 3 伊勢をめぐる神道説(伊勢神宮と中世神道;伊勢神道の形成 ほか)
- 4 神道理論の体系化(両部神道と伊勢神道の体系化;神話から歴史へ—北畠親房 ほか)
「BOOKデータベース」 より