論集仏教土着
著者
書誌事項
論集仏教土着
法藏館, 2003.3
- タイトル別名
-
仏教土着 : 論集
- タイトル読み
-
ロンシュウ ブッキョウ ドチャク
大学図書館所蔵 件 / 全67件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
内容: 総説: 仏教土着論, I: 真宗土着(第1章「聖地」-第4章「勧化」), II: 身体と霊異(第1章「生身仏」-第6章「神話」), III: 世俗の中で(第1章「支配」-第7章「貨幣」), IV: 土着主義運動(第1章「反耶蘇教」-第4章「国民宗教」), あとがき(大桑斉), 執筆者一覧
収録内容
- 総説 : 仏教土着論 / 大桑斉 [執筆]
- 聖地 : 「権化の清流」は「霊場」へ : 『反古裏書』に読む戦国期真宗僧の論理 / 安藤弥 [執筆]
- 都市 : 貝塚寺内・願泉寺の由緒をめぐって / 吉井克信 [執筆]
- 地域 : 近世初期における真宗教団土着の論理 : 『鷺森旧事記』の叙述 / 川端泰幸 [執筆]
- 勧化 : 近世における「鷺森合戦」譚の変遷 : 『石山退去録』を中心として / 平田徳 [執筆]
- 生身仏 : 叡尊の行基信仰 / 上林直子 [執筆]
- 霊験譚 : 縁起・伝承をめぐる寺社と民衆の葛藤 : 『清水寺縁起絵巻』における田村麻呂伝承の展開を中心に / 鈴木善幸 [執筆]
- 東照権現 : 享保期薬種政策と幕府権力の宗教性 / 加藤基樹 [執筆]
- 地域神 : 明神受戒と慈雲 / 吉川邦子 [執筆]
- 都市神 : 「怪異」の表象 : 『画図百鬼夜行』のイメージを読む / 北城伸子 [執筆]
- 神話 : 神話の土着 : 西林国橋の神楽改変を中心に / 畑中良介 [執筆]
- 支配 : 無住『雑談集』が描く支配と解放 / 江上琢成 [執筆]
- 護持僧 : 中世醍醐寺における法身院と満済に関する一考察 / 服部幸子 [執筆]
- 世界観 : 慶長期における日本中華論創出の三形態 / 武田朋宏 [執筆]
- 治国論 : 『松平開運録』と食行身録の安民治国論 / 平野寿則 [執筆]
- 規範 : 心への定着 : 梅岩・堵庵における心学と仏教 / 前田一郎 [執筆]
- 致富 : 致富と因果・天命 : 大福長者の物語をめぐって / 重田恭子 [執筆]
- 貨幣 : 医療儀礼における貨幣とコスモロジー / 井上伸一 [執筆]
- 反耶蘇教 : 『顕順師受難録』再考 : 耶蘇教反対一揆としての越前護法一揆 / 宮田克成 [執筆]
- 国民国家 : 土着主義運動と井上毅「人身教導」構想 / 大間実 [執筆]
- 宗教改良 : 井上円了の妖怪学と宗教論 : 「真怪」と「哲学的宗教」 / 上杉義麿 [執筆]
- 国民宗教 : 国民「宗教」の創出 : 暁烏敏 天皇「生仏」論をめぐって / 福島栄寿 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
日本の近世社会は仏教が人々の心に“住み着いた”世界であった。すなわち仏教“住み着き”・仏教“土着”論を提起する、近世思想史研究第一人者の壮大な構想に基づき、気鋭の研究者が21の課題に果敢に挑戦した意欲的論集。
目次
- 1 真宗土着(聖地—「権化の清流」は「霊場」へ—『反古裏書』に読む戦国期真宗僧の論理;都市—貝塚寺内・願泉寺の由緒をめぐって ほか)
- 2 身体と霊異(生身仏—叡尊の行基信仰;霊験譚—縁起・伝承をめぐる寺社と民衆の葛藤 『清水寺縁起絵巻』における田村麻呂伝承の展開を中心に ほか)
- 3 世俗の中で(支配—無住『雑談集』が描く支配と解放;護持僧—中世醍醐寺における法身院と満済に関する一考察 ほか)
- 4 土着主義運動(反耶蘇教—『顕順師殉難録』再考—反耶蘇反対一揆としての越前護法一揆;国民国家—土着主義運動と井上毅「人身教導」構想 ほか)
「BOOKデータベース」 より