文豪たちの大喧嘩 : 鷗外・逍遥・樗牛
著者
書誌事項
文豪たちの大喧嘩 : 鷗外・逍遥・樗牛
新潮社, 2003.5
- タイトル別名
-
文豪たちの大喧嘩 : 鷗外逍遥樗牛
- タイトル読み
-
ブンゴウ タチ ノ オオゲンカ : オウガイ ショウヨウ チョギュウ
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注記
谷沢流「登場人物・事項」コラム: p265-312
内容説明・目次
内容説明
自説にこだわる鴎外に若き樗牛が食い下がり、逍遙は樗牛に噛みつき、謝らせる…。攻守転々三つどもえ、喧嘩のしかたに素顔がみえる。明治文学の黎明期に、時の大御所が仕掛けあった大論争。有名な「没理想論争」をはじめ、「舞姫論争」や「美的生活論争」など、禁じ手あり、目眩ましあり、果ては熱烈なるピンボケ応援団まで登場した筆合戦。その華々しくも人間臭い衝突の数々を読み解きながら、作家たちの意外な横顔を描き出す。
目次
- 序 論争の人間味
- 1 鴎外にだけは気をつけよ
- 2 鴎外はじめて苦境に立つ
- 3 論理に勝って気合い負け逍遙
- 4 鴎外の追撃を断ち切った逍遙
- 5 樗牛が鴎外に罠を仕掛ける
- 6 評論から手を引く羽目になった鴎外
- 7 対決を回避して遁走する鴎外
- 8 樗牛が逍遙に噛まれて謝る
- 9 手練手管の度を越した樗牛の小細工
- 10 樗牛が釈明の機を逸する
- 11 西洋思想史を居丈高に説教して空振り
「BOOKデータベース」 より