空の思想史 : 原始仏教から日本近代へ
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空の思想史 : 原始仏教から日本近代へ
(講談社学術文庫, [1600])
講談社, 2003.6
- タイトル読み
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クウ ノ シソウシ : ゲンシ ブッキョウ カラ ニホン キンダイ エ
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内容説明・目次
内容説明
一切は空である。神も世界も私すらも実在しない。インド仏教がその核心として生んだ「空の思想」は絶対の否定の果てに、一切の聖なる甦りを目指す。やがてこの全否定の思考は、チベット・中国・日本への仏教東漸の中で、「世界を生み出す無」「真理としての空」という肯定色を強めていく。アジアで花開いたラディカリズムの深い変容を追う二千年史。
目次
- 世界宗教と空
- ヒンドゥー哲学と空思想
- インド仏教の空思想
- インド仏教における空(原始仏教;初期大乗仏教)
- 空と否定—否定における領域の問題
- 空と自性
- 空と論理
- 後期インド仏教と空
- チベット仏教における空
- 中国仏教における空(天台仏教;華厳仏教と禅)
- 日本仏教における空(最長と空海;仏教の近代化)
- 空思想の現在
「BOOKデータベース」 より