「倭人語」の解読 : 卑弥呼が使った言葉を推理する
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書誌事項
「倭人語」の解読 : 卑弥呼が使った言葉を推理する
(推理・古代日本語の謎)
勉誠出版, 2003.6
- タイトル別名
-
倭人語の解読
- タイトル読み
-
ワジンゴ ノ カイドク : ヒミコ ガ ツカッタ コトバ オ スイリ スル
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注記
参考文献: p359-362
内容説明・目次
内容説明
「卑弥呼」は新井白石が説くように、「日御子(ひみこ)」をあらわすのか。本居宣長、内藤湖南、坂本太郎などが説くように、「姫児(ひめこ)」「姫子(ひめこ)」なのか。松下見林、白鳥庫吉らの説くように、「姫命(ひめみこと)」の略なのか。『魏志倭人伝』にあらわれる「倭人語」を、当時の中国音にもとづき、「万葉仮名の読み方」の原理で解読すると、卑弥呼たちは、はっきりと、日本語の一種いえるものを話していたことになる。『魏志倭人伝』のなかに記されている「倭人語」は、さかのぼりうる最古の日本語である。いま、解明の方法が整い、千七百年まえの原始日本語の姿が明らかにされた。
目次
- プロローグ 弥生時代の「ハイ」「イエス」—うけこたえの声、「噫」は、どんな音をうつしたのか?
- 第1章 「倭人語」入門—「不弥」は、「宇美」と読めるのか?
- 第2章 鍵は「万葉仮名」にある—どのような手続きで読むのか?
- 第3章 「卑弥呼」は「ひみこ」と読めるのか—「日御子」か、「姫子」か、「姫命」か?
- 第4章 浮かびあがる「邪馬台国」—「邪馬台国」と「大和朝廷」との関係は?
- 第5章 地名と人口から見た倭人の国々—「投馬国」はどこか?「華奴蘇奴国」とは?
- 第6章 解読についての討論—これまでの読み方の妥当性は?
- 第7章 新釈「倭人伝」—「長大」の意味は?「仮授」とは?
「BOOKデータベース」 より