倭王卑弥呼と天照大御神伝承 : 神話のなかに、史実の核がある

書誌事項

倭王卑弥呼と天照大御神伝承 : 神話のなかに、史実の核がある

安本美典著

(推理・邪馬台国と日本神話の謎)

勉誠出版, 2003.6

タイトル別名

倭王卑弥呼と天照大御神伝承 : 神話のなかに史実の核がある

タイトル読み

ワオウ ヒミコ ト アマテラス オオミカミ デンショウ : シンワ ノ ナカ ニ シジツ ノ カク ガ アル

内容説明・目次

内容説明

地図には経度や緯度が必要なように、歴史の研究には「年代」が必要である。日本古代史混迷の元凶は、「年代論」の不徹底にある。現在、古代史の年代において、もっとも信頼できるのは「天皇一代の平均在位年数」にもとづく文献学的年代論である。本書では、「天皇一代の平均在位年数」にもとづく年代論の基礎を明確にする。そこからは、卑弥呼と天照大御神の年代が重なりあい、邪馬台国の時代と日本神話の時代とが重なりあうという、驚くべき新パラダイム、新世界がみえてくる。

目次

  • プロローグ 最近の邪馬台国論争—奈良県の勝山古墳出土の木製品の年代を例として
  • 第1章 神話と歴史とのあいだ—卑弥呼の死と天の岩屋隠れ
  • 第2章 邪馬台国問題は、なぜとけない?—古代日本への新しい道
  • 第3章 二人の天照大御神—天の岩屋伝説の意味
  • 第4章 年代論の基礎—古代の王の平均在位年数は、ほぼ十年
  • 第5章 権力はだれが受けつぐか—父子継承率は、時代をさかのぼるにつれ低くなる
  • 第6章 諸説の検討—「通説」と事実とのあいだ
  • 第7章 卑弥呼の謎をとく—よみがえる古代史
  • 付章 基礎的なデータ—古代推定年表を作製する

「BOOKデータベース」 より

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