昭和囲碁風雲録
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昭和囲碁風雲録
岩波書店, 2003.6
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ショウワ イゴ フウウンロク
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000233804
内容説明
大正末期に近代的な革新をとげた囲碁界は、昭和に入ってから、才能と個性のあふれる棋士たちの活躍で、長い囲碁の歴史のなかでもひときわ燦然と輝く隆盛期を迎える。日本棋院の誕生、新布石による一大革命、大手合・新聞棋戦を舞台にした歴史に残る数々の名局…。プロの棋士にして棋界きっての書き手が、木谷実、呉清源、坂田栄男、藤沢秀行、林海峰、そして大竹英雄をはじめとする木谷一門を中心とした天才棋士たちの戦いぶりを活写し、波瀾万丈、絢爛豪華たる昭和囲碁の世界へ誘う。
目次
- 夜明け前
- 碁界大合同—日本棋院の誕生
- 院社対抗戦
- 囲碁界の革新—大手合始まる
- 一大悶着発生—万年劫問題
- 中国の天才、呉清源現る
- 新布石の誕生
- 史上第一の有名局—本因坊秀哉対呉清源
- 新布石による第三の革命
- 秀哉名人の引退と本因坊戦の創設
- 打込十番碁
- 原爆下の本因坊戦
- ゼロからの出発
- 呉清源の快進撃
- 東西対抗戦と関西棋界の分裂
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784000233811
内容説明
打込み十番勝負ですべての棋士を先相先以下に追込むという呉清源時代が築かれたあと、続々と新棋戦が生まれる。高川秀格の本因坊戦(毎日)九連覇、坂田栄男のタイトル独占も束の間、林海峰、さらに大竹英雄・石田芳夫ら木谷実門下の若獅子たちが目を見張る擡頭ぶりを見せる。全棋士、政財界、マスコミ、学者を巻込んだ名人戦大騒動が碁界に風雲を呼んだあと、名人戦は朝日に移り、読売は棋聖戦で再出発する。いよいよ日本碁界は隆昌をきわめる。
目次
- 呉・藤沢打込十番碁
- 高川秀格の時代
- 続々と新棋戦
- 呉清源、天下無敵
- 名人戦の誕生
- 鬼才坂田、頂上に立つ
- 林海峰と木谷一門の時代
- 名人戦大騒動—囲碁界史上最大の風雲
- 棋聖戦の創設
- 囲碁界に曙光
- 昭和から平成へ
- 昭和の碁を論じる
「BOOKデータベース」 より