草山の語る近世
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草山の語る近世
(日本史リブレット, 52)
山川出版社, 2003.7
- タイトル読み
-
クサヤマ ノ カタル キンセイ
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巻末: 参考文献
内容説明・目次
内容説明
山野と人との交わりは、人類発生以来のものでした。日本の歴史にあっても、縄文人と落葉広葉樹の森、古代や近世の大都市建設と山林伐採、中世山岳仏教の展開、杣人や木地屋と林産資源など、多くのテーマがすぐに浮かびます。一八九〇年代に始まる日本の産業革命も、薪や木炭が重要なエネルギー源でした。本書は、そうした山野と人との関わりを、江戸時代の場面で眺めます。稲作農業が満面開花したこの時代、人は生業を通じて山野と深いつながりを持ち、全国の山々はどこも人の姿で満ち溢れていたのでした。
目次
- 人間と山野の関わり
- 1 野火と草山
- 2 草山の景観
- 3 草肥農業
- 4 山論・牛馬・新開
- 5 土砂災害と土砂留
- 自然と人類史の相関構造
「BOOKデータベース」 より