都市平泉の遺産
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都市平泉の遺産
(日本史リブレット, 18)
山川出版社, 2003.7
- タイトル読み
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トシ ヒライズミ ノ イサン
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
平泉は東日本随一の大都市でした。京都風のかわらけを用いた宴会が盛んに行われ、中国渡来の白磁や常滑・渥美焼の壷類が珍重されていました。大路には、牛車が行き交い、祭の行列が進んでいきます。中尊寺・毛越寺には浄土庭園が造営され、束稲山には満開の桜花が吉野山に負けない風情を誇っています。このような、列島の内外にわたる交易の展開によって醸成された国際色・宗教色あふれる都市生活の風景が、最近の発掘・調査によって、地下からよみがえってきたのです。世界的にみても貴重な都市遺産の発見です。それに中尊寺金色堂の輝きをあわせみれば、ますます、豊かなイメージがふくらんでくることでしょう。
目次
- みちのくの京都か、鎌倉か
- 1 平泉館・加羅御所・無量光院の三点セット
- 2 毛越寺・観自在王院の辺り
- 3 中尊寺造営の理念
- 4 地下からよみがえる都市生活の風景
- 5 都市近郊の暮し
- 世界文化遺産登録をめざして
「BOOKデータベース」 より