戦争と暴力の系譜学 : 「閉じられた国民=主体」を超えるために
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書誌事項
戦争と暴力の系譜学 : 「閉じられた国民=主体」を超えるために
実践社, 2003.8
- タイトル別名
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戦争と暴力の系譜学 : 閉じられた国民=主体を超えるために
- タイトル読み
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センソウ ト ボウリョク ノ ケイフガク : トジラレタ コクミン シュタイ オ コエル タメ ニ
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内容説明・目次
内容説明
二つの世界大戦、米ソ冷戦、そして「九・一一」以降開始された世界規模での戦争と暴力の連鎖—思想が現実に対してアクチュアリティを持ち得るためには、暴力の問題ととことん向き合い続ける以外ない。レヴィナス、スピノザ、デリダ、広松渉の思想を俯瞰し、現代思想の課題を探る。
目次
- 第1章 歴史・記憶・暴力—“閉じられた国民=主体”を超えるために(“起源の物語”としての国民の歴史;ホロコーストをめぐるドイツの論争;二〇世紀の「暴力の歴史」は断ち切れるか)
- 第2章 思想の不可能性から不可能性の思想へ—レヴィナス・広松渉・スピノザ・デリダ(エマニュエル・レヴィナス—他者とは何か;広松渉—差異性の哲学として読み替える;広松の抱いたアジアへの見果てぬ夢;バルフ・スピノザ—ラディカル・デモクラシーの源流;ジャック・デリダ—『法の力』以降の法・正義・暴力の問題)
- 第3章 「帝国」—世界の憲兵化するアメリカ(「九・一一」後—新世紀戦争の幕開け;「帝国」グローバリズムとの対決)
「BOOKデータベース」 より