戦争と暴力の系譜学 : 「閉じられた国民=主体」を超えるために

Bibliographic Information

戦争と暴力の系譜学 : 「閉じられた国民=主体」を超えるために

高橋順一著

実践社, 2003.8

Other Title

戦争と暴力の系譜学 : 閉じられた国民=主体を超えるために

Title Transcription

センソウ ト ボウリョク ノ ケイフガク : トジラレタ コクミン シュタイ オ コエル タメ ニ

Available at  / 46 libraries

Description and Table of Contents

Description

二つの世界大戦、米ソ冷戦、そして「九・一一」以降開始された世界規模での戦争と暴力の連鎖—思想が現実に対してアクチュアリティを持ち得るためには、暴力の問題ととことん向き合い続ける以外ない。レヴィナス、スピノザ、デリダ、広松渉の思想を俯瞰し、現代思想の課題を探る。

Table of Contents

  • 第1章 歴史・記憶・暴力—“閉じられた国民=主体”を超えるために(“起源の物語”としての国民の歴史;ホロコーストをめぐるドイツの論争;二〇世紀の「暴力の歴史」は断ち切れるか)
  • 第2章 思想の不可能性から不可能性の思想へ—レヴィナス・広松渉・スピノザ・デリダ(エマニュエル・レヴィナス—他者とは何か;広松渉—差異性の哲学として読み替える;広松の抱いたアジアへの見果てぬ夢;バルフ・スピノザ—ラディカル・デモクラシーの源流;ジャック・デリダ—『法の力』以降の法・正義・暴力の問題)
  • 第3章 「帝国」—世界の憲兵化するアメリカ(「九・一一」後—新世紀戦争の幕開け;「帝国」グローバリズムとの対決)

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BA63265830
  • ISBN
    • 4916043669
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
  • Pages/Volumes
    323p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top