濃い人々 : いとしの作中人物たち
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濃い人々 : いとしの作中人物たち
(講談社文庫)
講談社, 2003.6
- タイトル読み
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コイ ヒトビト : イトシ ノ サクチュウ ジンブツタチ
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内容説明・目次
内容説明
『ルーシー・ショー』のルーシーのドタバタぶりに目をみはり、『夫婦善哉』のダメ亭主に尽くす蝶子をみては、他人のお金をあてにする生活を夢見たことを自省。また、酔っぱらい作家・ブコウスキーの“くそったれ”人生には喝采をおくる。古今東西の達人たちが描いた作中人物を語る、群節全開の痛快エッセイ。
目次
- 谷崎潤一郎『台所太平記』—お手伝いさんのいる生活
- 林芙美子『放浪記』—二人の芙美子
- チャールズ・ブコウスキー『死をポケットに入れて』—クソったれ野郎の老人力
- ルシル・ボール「ルーシー・ショー」—行間で笑わせる大女優
- 五所平之助「猟銃」—死滅したのか、男道
- カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』—「いらだち」から卒業する時期
- 織田作之助『夫婦善哉』—他人のお金で生活できない性分
- 小津安二郎「出来ごころ」—日本人の精神がだんだん溶けていく
- 岡本かの子『食魔』—男の料理はすごいけど…
- 映画版「黒蜥蜴」—いやだと思うものは見たくない
- パトリシア・ハイスミス『女嫌いのための小品集』—あるときまでは夫の鑑
- BBC放送「アブソリュートリー・ファビュラス」女ともだちが大切
「BOOKデータベース」 より