Bibliographic Information

服部二柳伝説

飯田辰彦著

(人間ドキュメント)

河出書房新社, 2003.7

Other Title

The legend of Hattori Niryu

Title Transcription

ハットリ ニリュウ デンセツ

Available at  / 14 libraries

Note

参考文献: p238

Description and Table of Contents

Description

放浪の果てに辿りついた山形県鶴岡市。奴と蔑まれても絵筆を放さなかった風狂画人の凄絶な生涯!1968年正月、山形県鶴岡市の精神病院で、ひとりの不遇の画家が63歳の生涯を閉じた。名を服部二柳という。二柳は明治37年、父・服部五老の次男として京都の中京区に生まれた奇才南画家であり、昭和11年以降、先祖の出身地である鶴岡に住んだ。その前半は支持者にも恵まれて多くの秀作をものにしたが、戦後は流浪の身となり、食うために描く生活が続いた。当時、異様な風体で町を歩くこの乞食画家のことを、鶴岡市民は“ヤッコの二柳”と呼んだ。そこには侮蔑のニュアンスとともに、人のいい異才に対する恐れと親しみの情がこめられていた。

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BA63804505
  • ISBN
    • 430901559X
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    239p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top