シルトの岸辺
著者
書誌事項
シルトの岸辺
(ちくま文庫)
筑摩書房, 2003.10
- タイトル別名
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Le rivage des Syrtes
- タイトル読み
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シルト ノ キシベ
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注記
1978年1月20日、「集英社版 世界の文学」12巻として刊行
内容説明・目次
内容説明
中世の都市国家ヴェネツィアをイメージさせる架空の国オルセンナ。その東方に広がるシルト海を隔てて、敵国ファルゲスタンとは無為・無策・安逸のうちに、300年間も対峙し続けている。物語は、その前線シルトの城砦に「私」が監察将校として赴任するところから、おもむろに始まる。しかし、いつしか物語は緊張をはらみ、密度と速度を増し、安穏と倦怠の日常は、破局の予感へと高まって行く。—孤高の作家グラックの独特な香り高い詩的散文体が描き出す、静謐・精細な魔術的物語世界。20世紀フランス文学の傑作長編。原文の香気を見事に映す名訳で贈る。
「BOOKデータベース」 より