ビオン臨床入門
著者
書誌事項
ビオン臨床入門
金剛出版, 2003.10
- タイトル別名
-
The clinical thinking of Wilfred Bion
- タイトル読み
-
ビオン リンショウ ニュウモン
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注記
原書名:The clinical thinking of Wilfred Bion
ビオンの著作・邦訳・関連書: p228-232
文献: p233-234
内容説明・目次
内容説明
本書は、ビオンのスーパーヴァイズを受けた著者らが、精神分析家ビオンの臨床に対する考え方を再検討し、多くの事例を交えながら、具体的にかつわかりやすく詳解したものである。ビオンの解説にはクラインの理論から入るものが多いが、本書はビオンの理論とクラインとの間の断絶を強調することで、独立したビオンの理論体系をより明解に描き出している。本書では、ビオンの著作の中でも重要とされる『経験から学ぶこと』『精神分析の要素』『変形』の三冊のテーマを包含しているので、「基底的想定」「究極的現実“O”」「K」「H」「L」といった難解といわれるビオンの思想に容易に迫ることができる。また、ビオンの小伝やグループ・アプローチにも触れられ、だれしもがその臨床のエッセンスをただちに吸収できるものとなっている。
目次
- ビオンとフロイト‐クラインの理論的断絶
- ビオン—その人物像
- 情動の触媒
- グリッド
- 神話とグリッド
- 容器/内容(コンテイナー/コンテインド)
- アルファ機能
- 思考の診断
- 心的現実
- 思考の成長
- 変形
- グループ研究
- 精神病の現象学
- 記憶なく、欲望なく
- 究極的現実、神秘家権威体制
「BOOKデータベース」 より