安吾探偵控
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書誌事項
安吾探偵控
(創元クライム・クラブ)
東京創元社, 2003.9
- タイトル読み
-
アンゴ タンテイ ヒカエ
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内容説明・目次
内容説明
下宿屋の主人から家出娘の捜索を頼まれた坂口安吾は、行方を捜すうち殺人事件に遭遇する。殺害されたのは酒造業を営む紅家の婿養子で、現場は雪に囲まれ、一種の密室状況を呈していた。“お家さん”と呼ばれる寝たきりの老婆と個性的な三姉妹が暮らす、十何代も続く女系一族の紅酒造で勃発した奇怪な連続殺人。犯人は一族の者か、酒蔵に集う杜氏か。凶行前に現れた片腕の男の正体は。国税庁の役人の事故死は紅家の惨劇と関係があるのか。雪降り積もる戦前の京都を舞台に、坂口安吾と鉄管小僧が挑む。著者が新境地を拓いた意欲的な長編本格推理。
「BOOKデータベース」 より