燭花
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燭花
思潮社, 1999.3
- タイトル読み
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ショッカ
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内容説明・目次
内容説明
断片と断片のすれあう音をなぞりつつ、生まれてくるものの自由と閉塞は果てない問いへとふくらむ。届かない手紙をしたためるようにかすかな焔をついやし、言葉の行方に滲んでいく。どこへ?なにを?あるいはひそかに助けてと…。水に刻んだ果てなき問い。
目次
- 水の囁きは果てない物語の始まりにきらめく
- 恣意の揺らぎはあわい結晶だけをもとめる
- はるかな痕跡は綻びの記憶をたばねあわい祈りにたゆたう
- 欠如の波動はやさしい幻影をたわめる
- 抑揚の描線は羽ばたきを彩りやがてかすかな摂理へ
- さらに表象はあやうい距離にくぐもる
- やさしい蘇生は穿たれた喪失からひろがる
- 開かれた扉は透明な幻を生みつづけて
- 儚い憧憬は消失のさざめきにもつれる
- 夢の密度はいつしか祈りへと放たれる〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より