ある女の遠景
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ある女の遠景
(講談社文芸文庫)
講談社, 2003.12
- タイトル読み
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アル オンナ ノ エンケイ
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注記
年譜 -- 舟橋聖一 久米勲編: p443-457
著書目録 -- 舟橋聖一 久米勲作成: p458-463
内容説明・目次
内容説明
愛慕する年若い叔母伊勢子の自裁の謎を追ううちに、維子は不実な男泉中紋哉との官能の罠に自ら堕ちていく。性愛に囚われた維子の現在、ミステリアスな伊勢子の過去、さらに情熱の歌人和泉式部の生きた遠い昔—時空を隔てた三人の女人像を巧緻な遠近法でとらえ、王朝文化と戦後風俗という「聖」と「俗」のあわいに独得の官能美の世界を現出させた著者晩年の傑作。毎日芸術賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より