海人
著者
書誌事項
海人
毎日新聞社, 2003.12
- タイトル別名
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Uminchu
- タイトル読み
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ウミンチュ
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注記
参考文献: p249-251
内容説明・目次
内容説明
石垣島、沖縄本島で、70年近く漁を続ける海人(ウミンチュ)・照屋規正。赤銅色の上半身には、少年の頃サメに襲われた歯列が大きく刻まれている。1936年、9歳の時、親に売られて海人になった規正。2003年3月、規正は初めて「魚が一匹も釣れない日」を体験する。規正の現在の漁場は、沖縄本島北部、沖縄で最も“ジャラン(豊富)”といわれる辺野古(へのこ)の海。この海には特別天然記念物の「ジュゴン」が生息し、一方、海上基地「米軍普天間飛行場代替施設」の建設が予定されている。美しく豊かな沖縄の海に、いま何が起きているのか?一人の海人の鋼のごとき半生を追い、海から見た沖縄の歴史を描き出す、書き下ろしノンフィクション。
目次
- 三大高級魚を追う
- サメの歯の痕跡とジュゴンの棲む海
- 石垣島の海
- 海学校へ
- 酷寒のサンゴ礁
- 目ん玉に突っ込んだ指
- 食らいついたサメ
- ダイナマイト漁
- サメに丸呑みされた芝居人
- ジュゴンを見る
- 台風の海での孤立
- イルカ狩り
- 海洋博でのジュゴン
- 再開と辺野古沖のジュゴン
- サメ、サーファーを襲う
- 親子船
- 辺野古の海で
「BOOKデータベース」 より