アメリカス学の現在
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アメリカス学の現在
行路社, 2003.12
- タイトル読み
-
アメリカスガク ノ ゲンザイ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
米国社会の急激な構造の変化、流動化に注目し、国際文化学部英米、イスパニア、ブラジルの三学科のメンバーは「天理大学アメリカス学会」を一九九六年に創設した。その学問上の基本姿勢は、専門分野を異にするアメリカス(南北アメリカ)のさまざまな地域を対象とする研究者が、従来の一国民国家を単位とする地域研究方法から離れて、地域横断的な視角で西半球のカナダ、米国、中南米諸国が織りなす多軸な世界に起こった、あるいは、現在進行中の歴史、政治、経済、言語、表象芸術などの問題を吟味し、それぞれの研究を高めてゆく一方で、来るべきアメリカスのかたちを相対化して行くことである。本書には、文化史、経済史、移民、言語、芸術を中心に五つのグループ、十六篇の論文を収めた。
目次
- 越境の日系人—アメリカスと日本をめぐる人口移動(アメリカスへの日本人移住—越境の意味;アメリカス日系人と日米戦争 ほか)
- 描く他者と見せる自己—アメリカスという方法(構築されるマヤ・イメージ—他者のまなざしからの解放をめざして;テキサスにおけるアングロ系とメキシコ系の相克の歴史 ほか)
- 言語政策とスピーチ教育に見るアメリカ(米国におけるラティーノイズムと英語公用語論争;アメリカのスピーチ・コミュニケーション教育—自己表現のためのプレゼンテーション能力の開発)
- アメリカスの表象芸術(ホイットマンとクレオール都市ニュー・オーリンズ;映画作品『老いぼれグリンゴ』で読むフエンテスとメキシコ世界 ほか)
「BOOKデータベース」 より