Bibliographic Information

夢酔独言

勝小吉著 ; 勝部真長編

(読んでおきたい日本の名作, . 勝小吉||カツ コキチ)

教育出版, 2003.12

Other Title

読んでおきたい夢酔独言

Title Transcription

ムスイ ドクゲン

Note

勝小吉・勝海舟父子略年譜 (速水博司編): p206-207

Description and Table of Contents

Description

両人はかれこれというゆえに、その時おれが出て、「その書き付けを見せろ。」と取り上げて見て、燭台の火へかざし、見るふりして焼いてしまったら、両人が色をかえてぐずぐずいうから、「おれがしたがかれこれいうはいかがの心得だ。そのほう両人はわけておれにこれまで刃向こうたが、格別の勘弁をしておくに不届きのやつだ。」とおどかしてやったらば大いにこわがったゆえ、「この証文は夢酔がもらっておく。」とて立って座敷へはいったら、両人は「恐れ入りました。」とて早々帰ったゆえ、百五十両は一言にてふんでしまった。なんでも人はいきおいがかんじだとおもった。—『おれほどの馬鹿な者は世の中にあんまり有るまいとおもふ。故に孫やひこのために、はなしてきかせるが、能能不法もの、馬鹿者のいましめにするがいゝぜ』幕末を生きた勝海舟の父・勝小吉が語る破天荒な自伝。大きな文字、やさしい表記、親切な脚注付き。

Table of Contents

  • 気心は勤身
  • 出生
  • 五歳のとき
  • 七歳・養子・凧喧嘩
  • 八歳のとき
  • 九歳のとき
  • 十歳のころ・馬の稽古
  • 十一歳のころ
  • 十二歳のころ
  • 十三歳のころ〔ほか〕

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1
Details
  • NCID
    BA65590650
  • ISBN
    • 4316800353
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    214p, 図版2p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top