書誌事項

中世庶民信仰経済の研究

阿諏訪青美著

(歴史科学叢書)

校倉書房, 2004.2

タイトル読み

チュウセイ ショミン シンコウ ケイザイ ノ ケンキュウ

注記

折り込図1枚: 「法隆寺への金銭貸与者の広がり」

内容説明・目次

内容説明

本書は、(1)京都東寺や奈良興福寺をはじめとする中世寺院・権門寺院の寺内・門前で、庶民の信仰・参詣によって生じたさい銭・勧進銭・寄進された土地や銭などの信仰財の存在を明示し、(2)それを資本とした経済活動を「信仰経済」と名づけて、その構造と活動主体について考察している。

目次

  • 第1部 庶民信仰のあらわれ(寺院社会とさい銭;東寺の宮仕と庶民信仰;中世後期の信仰経済—さい銭箱からみる中世寺社)
  • 第2部 寺院の蔵とその活動(中世後期の東寺にみる寺家経済の構造—惣蔵と私蔵の活動をめぐって;東寺十分一方算用状の分析;東寺の借用状 ほか)
  • 第3部 庶民信仰の様相(奈良福智院地蔵堂の再興と「勧進憑支」;寄進契約からみる中世寺院—「一期後寄進」・「貸寄進」の解明を通して;柄杓と勧進 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示
詳細情報
ページトップへ