暮らしに役立つスグレモノ炭を使いこなす
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暮らしに役立つスグレモノ炭を使いこなす
(新・ウッディライフ選書)
山と渓谷社, 2003.12
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クラシ ニ ヤクダツ スグレモノ スミ オ ツカイコナス
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Description and Table of Contents
Description
窯の中、赤々と燃える炎の洗礼を受け、炭は生まれてくる。軽量で無煙、火加減も自在にできるこの便利な燃料は、かつて家庭の炊事や暖房に欠かせない存在だった。炭の材料となる雑木の多くは、幹を伐っても切株から芽吹いて成長する性質があり、10年ほどで伐採が可能になる。この性質が薪炭林としての連続的な利用を可能にしていたのだ。現在、「自然との共生」「持続可能な開発」が盛んに叫ばれているが、われわれの祖先はそれを実現していたし、炭焼きもそのサイクルに上手に組み込まれていた。日本は最盛期には約220万tもの木炭を生産し、質の高さでも国際的に高く評価されていたが、1958年以降は燃料革命を背景に炭の生産量が激減。かつては常識とされた「炭を扱うスキル」も失われつつある。しかし近年、料理をおいしくする、湿気や化学物質を吸着するといった効能が評価され、再び炭が注目を集めるようになってきた。もちろん、風情ある燃料としての魅力も忘れてはいけないだろう。現代の生活の中にもう一度炭のパワーを取り込み、快適に暮らしてみようではないか。
Table of Contents
- 第1章 炭を暮らしに生かす(知ってるようで知らない炭のパワーを探る こんなにあった「活躍の場」;炭火ならではの「強火の遠火」がうまみを逃さず焼き上げる ほか)
- 第2章 炭の正体って何だ?(樹種別に見る木炭カタログ 黒炭と白炭は何が違う?;炭の特性を知る ほか)
- 第3章 火を使いこなす(不安なく炭火を楽しむための火おこしの極意;炭火を扱う小粋な小道具 ほか)
- 第4章 炭焼きは楽し(身近な材料で作れる炭焼き窯 ドラム缶窯で炭焼きに挑戦;見てよし、燃やしてよしのしゃれた炭 作ろう飾ろう鑑賞炭 ほか)
- 第5章 炭焼きたちの肖像(窯出し前日は寝ずの勝負。伝統の技で紀州備長炭を作る 下村健一さん、平山幸男さん;炭焼きの山里に生まれ育ち「ちんちん炭」の伝統を今に伝える 方山堅吾さん ほか)
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