家守綺譚
著者
書誌事項
家守綺譚
新潮社, 2004.1
- タイトル別名
-
家守綺譚
家守綺譚(いえもりきたん)
- タイトル読み
-
イエモリ キタン
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内容説明・目次
内容説明
たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。
目次
- サルスベリ
- 都わすれ
- ヒツジグサ
- ダァリヤ
- ドクダミ
- カラスウリ
- 竹の花
- 白木蓮
- 木槿
- ツリガネニンジン〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より