第44戦闘団ザ・ガランド・サーカス
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書誌事項
第44戦闘団ザ・ガランド・サーカス
大日本絵画, 2004.1
- タイトル別名
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JV44:the Galland circus.
- タイトル読み
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ダイ44 セントウダン ザ ガランド サーカス
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内容説明・目次
内容説明
これはルフトヴァッフェのなかでも最も物議をかもした不可思議な戦闘機部隊にまつわる物語だ。敗戦を目前に一閃の光芒を放って消えたこの部隊の実態は未だ謎に満ちている。1944年末、ルフトヴァッフェ—わけても昼間戦闘機隊の上層部には統制上の危機と政治的陰謀が蔓延、そのあおりを受けてアードルフ・ガランド中将が戦闘機隊総監の職を解かれたことから「指揮官たちの反乱」が勃発。そうした一連の騒動の終息後、ガランドに新たな部隊の創設の命が下った。すなわちここに伝説たることが運命づけられた「第44戦闘団〜JV44」が誕生する。著者は、存命する元JV44のパイロットに取材し、彼らから多くの体験談を引き出すとともに写真その他の資料の提供を受け、1945年2月ブランデンブルグ‐ブリーストにおける同戦闘団の発足から、同年5月、ドイツ降伏のわずか数日前にザルツブルクおよびインスブルックで同戦闘団がその短い歴史に幕を閉じるまでを詳細に検証している。また貴重な証言をもとに、1945年4月当時、米戦術航空軍を迎え撃つべくミュンヒェン‐リームからMe262ジェット戦闘機で出撃したJV44の南ドイツ上空での文字どおり最後の死闘を再現する。本書はこれまで未発表であった個人蔵の写真多数のほか、JV44が使用した機体のカラーイラスト15点と搭載兵装システムの図版を掲載、知名度に比して知られざる部分の多いJV44の実像を多角的に解明したもので、戦史研究者から航空史家、一般の模型愛好家まで必携の1冊である。
目次
- 第1部 クライシス・オブ・コマンド戦闘機隊の危機(差し迫った危機1944年6月〜11月;鋼鉄の傘1944年夏〜秋;色褪せた星1944年10月;アエロパーク1944年11月;孤立への道解任、反乱と追放1944年11月〜1945年1月)
- 第2部 JV44の戦い(新鋭の機体、貧弱な支援ブランデンブルク‐ブリースト、1945年2月;絨毯爆撃ミュンヒェン‐リーム、1945年4月1日〜19日;ヴュルガー〜百舌〜中隊ザクセンベルクと縦縞の守護者たち;“敵ジェット機発見!”バイエルン上空の戦い、1945年4月20日〜29日;降伏ザルツブルク‐マクスグランおよびアインリング1945年4月28日〜5月4日 ほか)
「BOOKデータベース」 より