春は鉄までが匂った
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春は鉄までが匂った
(ちくま文庫, [こ-18-3])
筑摩書房, 2004.4
- タイトル読み
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ハル ワ テツ マデ ガ ニオッタ
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内容説明・目次
内容説明
容赦なく襲いかかる不況の波、とどまることなく進化する技術…。ものづくりに生きる町工場の人々は、それをどのように受けとめ、どのように乗り越えていくのか?最先端技術に命を吹き込む職人たちのワザと心意気を、旋盤工として、その真っ只中に身を置きながら描きつづけた小関智弘の代表作。鉄の感触や匂いさえも文章に刻みこんだ傑作ルポ。
目次
- 一本十銭の楊枝—まえがきにかえて
- わたしのNC事始め—四十五歳の見習工
- カバのあくび—プレス機械をつくる町工場
- 月とスッポン—金型づくりのむかし、いま
- そのまた裏通りを生きる人々—倒産工場の同窓会
- 仕事の虚と実と—蘇る人たち
- オヤジさんの宿命—汚れ、傷つきながら
- 町工場はどこへゆく—生き残ることの意味
- わたしのへその緒—わが父親への挽歌
- 蟄居するとき—ひとりだけの工場
- 現場百回—いやらしさとむきあうこと
- いまを苦しむ—貧すれど鈍せぬ人たち
- 必要なのは勇気と…—町工場たのし、かなし
- 内部応力あるいは鋼の腹の中—あとがきにかえて
「BOOKデータベース」 より