すぐそこの遠い場所
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すぐそこの遠い場所
(ちくま文庫, [く-21-2])
筑摩書房, 2004.4
- タイトル読み
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スグ ソコ ノ トオイ バショ
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注記
写真: 坂本真典
巻末: 参考文献
内容説明・目次
内容説明
「この事典はね。見るたびに中身が変わってゆくのだよ」クラフト・エヴィング商会の先代吉田伝次郎がそう言い残した書物「アゾット事典」。孫である三代目が、書棚の隅から、この不思議な書物を見つけてきた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小さな列車、エコー・ハンティング、ガルガンチュワの涙という蒸留酒、雲母でできた本、忘却事象閲覧塔…。茫洋とした霧のなかにあるかのような懐かしい場所アゾットの、永遠に未完の事典。
目次
- AZOTHという名前について
- アゾットの「21のエリア」について
- 世界の回転について
- アゾットの言語
- 過客
- 地図と楽譜
- 回覧板
- 忘却事象閲覧塔
- 雲母印書房
- 21の天使の分け前〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より