日本古代の法と裁判

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日本古代の法と裁判

長谷山彰著

創文社, 2004.2

タイトル読み

ニホン コダイ ノ ホウ ト サイバン

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内容説明・目次

内容説明

本書には日本古代の法と裁判に関わる論考を収めている。それぞれの論考では日中律令の比較という方法によって日本古代法の特色を明らかにすべく努めた。また中国律令の継受以前と以後を通じて、日本古代法が東アジア法圏の中に包摂されつつ独自の発達を遂げてゆく過程を辿っている。

目次

  • 第1部 律令国家の裁判制度(律令裁判制度における天皇と太政官—上訴及び直訴の制をめぐって;律令裁判における太政官の覆審制;奈良・平安時代における刑部省と判事局;律令制下における京職の裁判権—唐京兆府との比較において;律令裁判手続に関する二系統説と一系統説;律令国家における裁判権の構造—郡司の裁判権をめぐって)
  • 第2部 日本古代法の諸相(日本古代における賠償制と固有法—記紀・中国史書にみえる財産刑と住居焼却慣行をめぐって;日本律成立の諸段階;日唐における違勅罪の概念;阿衡の紛議における諸家の法解釈—事件の政治的経過及び菅原道真の法解釈をめぐって;寺社領荘園における不入権成立の背景—寺社領荘園における国家警察権排除の慣行をめぐって)

「BOOKデータベース」 より

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