海音と近松 : その表現と趣向

書誌事項

海音と近松 : その表現と趣向

冨田康之著

(北海道大学大学院文学研究科研究叢書, 4)

北海道大学図書刊行会, 2004.3

タイトル別名

Kaion and Chikamatsu : their literary expressions and devices

タイトル読み

カイオン ト チカマツ : ソノ ヒョウゲン ト シュコウ

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内容説明・目次

内容説明

浄瑠璃作者として同時代に活躍した紀海音と近松門左衛門。それぞれを互いの合せ鏡として映し出す作業は、二人の位相を定位する作業ともなる。その先に見えてくるものは、従来より繰り返される近松の優位性の強調では決してなく、二人の独自性のより鮮明な再認識となる。

目次

  • 第1章 海音の時代物(海音の趣向の整理;海音の「場」と趣向;海音と『伊勢物語』の和歌 ほか)
  • 第2章 海音の世話物(『なんば橋心中』論;『八百やお七』論;世話浄瑠璃「三部作」考—“滅罪”の構想をめぐって)
  • 第3章 近松の浄瑠璃(時代物浄瑠璃の発想を巡って—曽我物を中心として;『冥途の飛脚』考—封印切の背景;『心中天の網島』考—「意見」と背景)

「BOOKデータベース」 より

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