オリエンタリズムの彼方へ : 近代文化批判

書誌事項

オリエンタリズムの彼方へ : 近代文化批判

姜尚中著

(岩波現代文庫, 学術 ; 119)

岩波書店, 2004.4

タイトル読み

オリエンタリズム ノ カナタ エ : キンダイ ブンカ ヒハン

注記

岩波書店 (1996.4) 刊の岩波現代文庫版

内容説明・目次

内容説明

オリエンタリズムとは西洋の東洋に対する文化的支配の総体を意味し、西洋という観る側の意識に存在する言説である。本書はウェーバー、フーコー、サイードらの思想的な水脈によりながら、近代ヨーロッパに確立した支配のシステムを明らかにし、同時に、近代日本の知識人がどのようなアジア観を持ってナショナル・アイデンティティを創出していったかを論じる。

目次

  • 第1章 規律と支配する知—ウェーバー・フーコー・サイード
  • 第2章 制度としての知/権力としての知
  • 第3章 日本の植民政策学とオリエンタリズム
  • 第4章 「東洋」の発見とオリエンタリズム
  • 第5章 世界システムのなかの民族とエスニシティ
  • 第6章 脱オリエンタリズムの思考

「BOOKデータベース」 より

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