日本国憲法における「国民」概念の限界と「市民」概念の可能性 : 「外国人法制」の憲法的統制に向けて
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日本国憲法における「国民」概念の限界と「市民」概念の可能性 : 「外国人法制」の憲法的統制に向けて
専修大学出版局, 2004.3
- タイトル別名
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A study on the relationship between "the national" and "the citizen" in Japanese constitution
日本国憲法における国民概念の限界と市民概念の可能性 : 外国人法制の憲法的統制に向けて
- タイトル読み
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ニホンコク ケンポウ ニオケル コクミン ガイネン ノ ゲンカイ ト シミン ガイネン ノ カノウセイ : ガイコクジン ホウセイ ノ ケンポウテキ トウセイ ニ ムケテ
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注記
「日本人」と「外国人」の法的地位についての関連年表: p369-374
内容説明・目次
内容説明
本書は、まず、日本国憲法下における、「国民」概念および「国籍」概念の意義と限界を探り、「国民」概念と密接なかかわりをもつ「市民」及び「市民権」の概念を、歴史的な形成過程、社会学理論、ならびにそれと相互にかかわりつつ形成されてきた法的な意味での「市民」及び「市民権」概念について考察する。この両概念を、イギリスを比較対象国として、ヨーロッパレベルの視点も取り入れながら検討したうえで、国際人権規約自由権規約という「市民」概念の可能性を、近時主張されつつある「市民主権」論との関連も考慮に入れて考察する。そして、日本国憲法の解釈論とのかかわりを、シチズンシップと居住移転の自由、並びに、地方自治の性質論、とくに「住民自治」の意義を再検討する中で提示しようとする。最後に、筆者の現段階における憲法解釈論の提示を簡略に行う。
目次
- 第1部 憲法における「国籍」と「日本人」—「国民」概念の限界
- 第2部 「市民」概念の再検討—「シチズンシップ」論の批判的考察
- 第3部 イギリス法における「国籍」と「市民権」
- 第4部 国際人権規約における「市民」と市民概念の可能性
- 第5部 地方自治体における「参政権」
- 結論 地域的市民権と憲法解釈
「BOOKデータベース」 より