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仏教思想論

松本史朗著

大蔵出版, 2004.4-2013.5

タイトル読み

ブッキョウ シソウロン

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内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784804305592

内容説明

如来蔵思想の論理構造に対する批判的考察を経て、いまや瑜伽行派のテキストの分析が行われる。唯識思想の基本的概念はいかに形成されたのか。

目次

  • 第1章 仏教の批判的考察(仏教解明の方法—中村元説批判;苦行と禅—無執着主義;『スッタニパータ』の非仏教性—苦行者文学 ほか)
  • 第2章 瑜伽行派とdh ̄atu‐v ̄ada(dh ̄atu‐v ̄adaの仮説について;本性住種姓について;『宝性論』における“prakrti”の基体性 ほか)
  • 第3章 アーラヤ識に関する一考察— ̄atma‐bh ̄avaと ̄alaya‐vijn ̄ana(『解深密経』「心意識相品」中心部分の考察; ̄atma‐bh ̄avaの意味 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784804305851

内容説明

『大乗荘厳経論』の「一乗」解釈は“菩薩だけが成仏できる”という“三乗真実説”であるが、“一乗真実説”を説いていると一般に考えられてきた『勝鬘経』や『宝性論』も、実は“衆生の一部分は成仏できない”という“一分不成仏”説を説いているのではなかろうか。再び“如来蔵思想とは何か”を問う。

目次

  • 第4章 『宝性論』の種姓論(仏性と種姓;『宝性論』における“vi´suddhi”;『宝性論』における“一切衆生如来蔵”と“二種の種姓”説;『宝性論』における「如来」の解釈;仏性を浄化する種性;『智光明荘厳経』と『性起経』;一闡提無涅槃説の解釈)
  • 第5章 瑜伽行派の一乗思想(『大乗荘厳経論釈』“一乗思想”関説部分のテキスト・漢訳・和訳;『大乗荘厳経論釈』“一乗思想”関説部分の考察;“声聞授記”に関する瑜伽行派の解釈)
  • 第6章 『勝鬘経』の思想的立場(『勝鬘経』と「化城喩品」;『楞伽経』における「意生身」と「不可思議変化死」;『勝鬘経』における“二乗方便説”の意義)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA6726092X
  • ISBN
    • 4804305599
    • 9784804305851
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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