伏流 : 金成太郎伝
著者
書誌事項
伏流 : 金成太郎伝
彩流社, 2004.4
- タイトル読み
-
フクリュウ : カンナリ タロウ デン
電子リソースにアクセスする 全1件
-
-
伏流 金成太郎伝
2004.4.
-
伏流 金成太郎伝
大学図書館所蔵 件 / 全8件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p397-398
内容説明・目次
内容説明
金成太郎(一八六七(慶応三年)〜一八九七(明治三十年))は、アイヌで初めて室蘭の小学校に学び、のちに札幌の教員養成学校を卒業して教員免許を取得した。太郎は、のちにアイヌ文化の存続に尽力することになる知里幸恵、知里真志保の親族である。アイヌの将来のため、アイヌだけの学校をつくろうと政府に働きかけたが実現にはいたらず、その後、英国人宣教師ジョン・バチェラーとともに幌別に相愛学校を設立。アイヌ語のローマ字教育などを試みるが、志なかばにして夭折した。アイヌ文化を長年研究してきた著者が、異民族と異文化の奔流に巻き込まれたアイヌの苦境と希望の象徴である太郎の一生を精緻に描く。
目次
- 冬の虹
- 赤い星
- 湯の滝
- 支配地罷免
- 札幌本道
- 改名される
- 室蘭常磐学校入学
- 向学
- 請願
- アフンパル(入る・口)
- 天ニゾノボラン
- アイヌ教育会社
- 風波
- 愛隣学校
- 悪魔(ウエンカムイ)
- 別離
- 残された者たち
- 流星
- 不帰の旅路
「BOOKデータベース」 より