戦国茶闘伝 : 天下を制したのは、名物茶道具だった
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戦国茶闘伝 : 天下を制したのは、名物茶道具だった
(新書y, 110)
洋泉社, 2004.5
- タイトル読み
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センゴク チャトウデン : テンカ オ セイシタ ノワ メイブツ チャドウグ ダッタ
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注記
主な参考文献: p214-215
内容説明・目次
内容説明
すべては、信長の「名物狩り」から始まった!織田信長が「茶のご政道」を推し進めて以来、武将たちは「茶の湯」との闘いに明けくれることとなる。信長は、「名物狩り」で手に入れた茶道具を家来に恩賞として与え、家来たちは領地よりも、「名物」を貰うほうを望みだした。珍重する茶器を奪われたくないために茶器とともに自爆する者。焼失を憂えて、茶器を城外へ放出してから切腹して果てる者。また、茶の湯の魅力にとりつかれて身を滅ぼす者、などなど。戦国物語は、なにも血なまぐさい戦乱物語だけではなく、ほほえましくも、涙ぐましいまでの茶闘物語であった。
目次
- 名物茶道具は、こうして生まれた—佐々木道誉
- 名物を狩り集めよ!—織田信長
- 弟の命より『瓢箪』が惜しい—大友宗麟
- 信長に盗られるくらいなら、いっそ…—松永久秀
- 信長、もう一つの無念—荒木村重
- 本能寺に仕掛けられたワナ—島井宗室
- 地位や領国よりも、名物が欲しい—滝川一益
- ニュー名物は、オレが創る—豊臣秀吉
- 『楢柴』のためなら、一戦も辞さず—秋月種実
- その橋、渡るべからず—山上宗二
- たとえ、波濤を越ゆるとも—高山右近
- われこそは、天下の「ひょうげ者」なり—古田織部
- 人生は、耐えることと見つけたり—織田有楽斎
- 茶坊主の魂、百まで—石田三成
- うらみ晴らさで、おくものか—松平不昧
「BOOKデータベース」 より