雑草にも名前がある
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書誌事項
雑草にも名前がある
(文春新書, 385)
文藝春秋, 2004.6
- タイトル読み
-
ザッソウ ニモ ナマエ ガ アル
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注記
本文明記以外の主な参考資料: p216-217
内容説明・目次
内容説明
小説などによく登場する「道ばたの名もない草」という表現。しかし、名前のない人間がいないように、カラスだのイヌだの、ひどい呼び名であれ愛らしい名であれ、どんな雑草にも必ず名前があるのだ。人間から邪魔者扱いされながら人間世界にたくみに適応してきた雑草の生態と、同じように社会から除け者扱いされながらも個性豊かな生を全うした有名無名の人物とを重ね合わせながら、歴史の闇に消えかけている彼らの生涯に光を当てた28篇の好読物。
目次
- 獄窓の一輪—エノコログサ
- 夢二の絵は売れなかった—オオマツヨイグサ
- 阿仏の執念—ヒガンバナ
- 『雑草』の人—ヘクソカズラ
- 真夏の夜の妖艶舞—カラスウリ
- 幻視の画家—オオイヌノフグリ
- 逃げ出した自由人—オオケタデ
- 維新の町は陽だまりの中—オドリコソウ
- 牛歩を貫いた歌人—オミナエシ
- 出稼ぎ西南戦争—ネジバナ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より