日本美術 傑作の見方・感じ方
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日本美術 傑作の見方・感じ方
(PHP新書, 303)
PHP研究所, 2004.7
- タイトル別名
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傑作の見方感じ方 : 日本美術
日本美術傑作の見方・感じ方
- タイトル読み
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ニホン ビジュツ ケッサク ノ ミカタ カンジカタ
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内容説明・目次
内容説明
日本美術には世界に通用する傑作が数多く存在する。それらは西洋に先駆けて、人間の深い精神性を具現していた。『モナ・リザ』の中性的な微笑を、遙か古に表現した法隆寺『百済観音像』。『ダヴィデ像』をしのぎ、深く静かな怒りをあらわにした東大寺戒壇院『四天王像』。セザンヌが触発され、ゴッホが模写した北斎・広重の浮世絵…。わが国には観る者を感動させる「傑出した美」が溢れていた。世界の名作に精通する著者が、日本の知られざる芸術作品を掘り起こし、見方はもちろん、作者の魂をいかに感じるかを説く。
目次
- 序章 傑作とは何か—世界にさきがけた日本の美(夏目漱石の肖像はなぜ額に手をあてているのか;日本文学を悲観した文豪の芸術批評 ほか)
- 第1章 法隆寺とパルテノン—「アルカイスム」の時代(聖像破壊の世紀に花開いた日本の「ほと・け」;日本人は仏像の「美しさ」を信じた ほか)
- 第2章 天平のミケランジェロ—「クラシシスム」の時代(「アルカイスム」から「クラシシスム」へ;奈良とフィレンツェに共通する美の根源 ほか)
- 第3章 もののふのリアリズム—「バロック」の時代(一つの戦火が日本の美の転換点となった;社会の激動を刻印する「怒り」の表現 ほか)
- 第4章 傑作の死と最後の光芒—「ジャポニスム」の時代(日本人の審美眼は「床の間」で磨かれた;西欧にさきがけた宗教美術の「終わりのはじまり」 ほか)
「BOOKデータベース」 より