風景の詩学
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風景の詩学
白水社, 2004.6
新装復刊
- タイトル読み
-
フウケイ ノ シガク
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注記
初版: 白水社(1983年)
内容説明・目次
内容説明
風景が文学の中に積極的に取り込まれるのは、イギリスにおいては近代以降のことである。本書は現代英米文学のさまざまな局面を、風景志向という視点から論じたユニークな文学エッセイである。ワーズワス、ペイターからパウンド、ナボコフ、ダレル、ファウルズ、ベケットなどの見直しに迫る前衛的な試み。
目次
- 風景の詩学—ワーズワス『序曲』について
- 隠喩としての音楽—ペイターの風景
- コラージュの風景—『詩章』のために
- 音楽と神話—パウンドを中心に
- 言葉と物—アメリカ現代詩瞥見
- モナ・リザのあと—詩と散文のあいだ
- 極限のトポグラフィ—『ワット』について
- 批評性と物語—ポスト・モダニズムの小説
- 記憶への架橋—『ロリータ』をめぐって
- 同一性を求めて—『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』論
- 夢の手法—ナボコフとドストエフスキー
- 注釈と脱線—ナボコフからスウィフトへ
- 虚構のトポス—ナボコフとボルヘス
「BOOKデータベース」 より