心理療法家の言葉の技術 : 治療的なコミュニケーションをひらく
著者
書誌事項
心理療法家の言葉の技術 : 治療的なコミュニケーションをひらく
金剛出版, 2004.6
- タイトル別名
-
Therapeutic communication : knowing what to say when
- タイトル読み
-
シンリ リョウホウカ ノ コトバ ノ ギジュツ : チリョウテキ ナ コミュニケーション オ ヒラク
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注記
原著:(Guilford Publications,Inc. c1993)の日本語版
文献: p352-359
文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
クライエントの重要な一面を適切に理解していても、治療者がその理解を伝える中で、かえってクライエントを追いつめ傷つけてしまうことがある。そういう場合にも言い方を工夫すれば、同じ内容を治療的なやり方で伝えることが可能になることが多い。では治療的な言い回しと、非治療的な言い回しとを区別するものはいったい何なのだろうか。本書は、治療的なコメントが体現している諸原理を、豊富な具体例を示しながら明らかにしていく。こうした原理を理解し、その原理に沿ってコメントを形成する努力をたえず積み重ねることで、治療者の治療的コメント形成能力は高められていく。その能力は訓練によって獲得可能なスキルなのである。本書は、初心者にとっても経験者にとっても学ぶところの多い、名著と言うべき著作である。
目次
- 談話療法
- 循環的心理力動論(悪循環;不安への注目;洞察、治療関係、外的世界)
- 非難的コメントと促進的コメント:治療的な対話における非難と許し
- 治療者による問いかけ:治療は取り調べではない
- 患者の強さに依拠する
- ありのままを認めることと変化を促進すること
- 帰属的コメントと暗示
- リフレーミングとパラドックス
- 治療者の自己開示:有用性と落とし穴
- 実際の問題解決にまでもっていく:抵抗、徹底操作、フォロー・スルー
- 夫婦に対する治療的コミュニケーション
「BOOKデータベース」 より