猫はなぜ絞首台に登ったか
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猫はなぜ絞首台に登ったか
(光文社新書, 154)
光文社, 2004.6
- タイトル読み
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ネコ ワ ナゼ コウシュダイ ニ ノボッタカ
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注記
主な参考文献: p210-214
内容説明・目次
内容説明
次第に都市化しつつあった十八世紀なかばのヨーロッパでは、動物への残虐行為がいたるところで見られていた。なかでも、パリの印刷工場で起きた事件は異様だった。そこに勤める職人たちが、猫を一匹残らず集めてきて、皆殺しにするという事件が起こったのだ。しかも猫に対して裁判を行い、厳正なる裁判の結果、有罪判決が下されると猫たちを即席の絞首台に吊す。事件の最大の異様さは、猫を絞首台に吊すと、そこで大爆笑が起きたことである。これらは何を意味しているのか。ホガースの版画とパリの事件から、秘められた謎の答えを探し出す。
目次
- 第1章 十八世紀、猥雑のロンドン
- 第2章 コンタは見た—印刷工たちのパリ
- 第3章 都市の詩学
- 第4章 この世は笑う
- 第5章 絞首刑のアーケオロジー
- 第6章 穀物霊と神話の力
「BOOKデータベース」 より