怒りの子
著者
書誌事項
怒りの子
(講談社文芸文庫, [た-L2])
講談社, 2004.7
- タイトル別名
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高橋たか子自選小説集
- タイトル読み
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イカリ ノ コ
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注記
底本: 「高橋たか子自選小説集」(第3巻, 1994年講談社刊)
年譜: p281-295
著者目録: p296-299
内容説明・目次
内容説明
自分を掴もうとして空転を重ねる美央子。そんな美央子を姉のように見詰める、超然とした初子。美央子と同じアパートに住み、常に彼女にまつわりつく、虚言癖を持つますみ。三人の女性の緊迫した心理の劇は、美央子の松男への強引な思い入れを契機に、破局へと突き進む。昭和五十年代後半の京都の町家を舞台に、周密な言葉運びと夢の持つ暗示力で、人間の内面の混濁の諸相を描破した、読売文学賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より