花衣
著者
書誌事項
花衣
(講談社文芸文庫, [う-G1])
講談社, 2004.7
- タイトル読み
-
ハナゴロモ
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注記
底本: 「花衣」(1982年, 講談社刊)
年譜, 著者目録 -- 上田三四二: p217-227
収録内容
- 茜
- 日溜
- 岬
- 花衣
- 敗荷
- 橋姫
- 月しろ
- 影向
内容説明・目次
内容説明
人生の落日を心身に自覚した男と、いのちの盛りの女。俗にいえば中年の男女のありふれた情事。だが昇りつめた二人を死の影が一閃、恋いは華やぎの極点で幻の如く頽れる。満開の桜の恐ろしいまでに静まった美(「花衣」)、満潮には海に没する砂嘴の無限の美(「岬」)等、歌人にして作家上田三四二が、磨きぬかれた日本語の粋と、大患で得た生死一如の感覚をもって、究極のエロスを描く連作短篇集。
「BOOKデータベース」 より