『食道楽』の人村井弦斎
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『食道楽』の人村井弦斎
岩波書店, 2004.6
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『食道楽』の人村井弦斎
食道楽の人村井弦斎
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ショクドウラク ノ ヒト ムライ ゲンサイ
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910.268||Mu41110042391
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Note
主要文献: p402-409
村井弦斎年譜: p410-422
Description and Table of Contents
Description
明治の大ベストセラー『食道楽』の著者としてのみ知られる村井弦斎の初めての本格的評伝。この人弦斎は、幕末の儒家に生を享け、「郵便報知新聞」(のち「報知新聞」)に入社、新聞小説家として明治最大の長篇未来小説『日の出島』を連載、次いで『食道楽』により一世を風靡した。のち婦人啓蒙へと転じて「婦人世界」に健筆を振るい、平塚にユートピアのような広大な庭園に囲まれた大邸宅を構え栄華を誇った。だが、その晩年はあろうことか仙人への途に就き、断食、木食などの研究実践を遂行し、模索の日々を過ごす。著者は、埋もれていた厖大な資料を博捜し、宮武外骨、斎藤緑雨、矢野龍渓、渋沢栄一等などの思いがけない人々との交渉を次々と手繰り、その生を覆う光と影を大きな時代背景に溶かし込んであざやかに描き出した。
Table of Contents
- 『食道楽』の人について
- 1 儒者の子—父の影の下で
- 2 「新聞小説家」村井弦斎
- 3 ユートピア
- 4 “仙人”への途をゆく
- 現代に生きる村井弦斎
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