かげろう絵図
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かげろう絵図
(文春文庫, [ま-1-92]-[ま-1-93])
文藝春秋, 2004.8
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カゲロウ エズ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784167106928
内容説明
著者が「愉しさを第一に」取り組んだ傑作時代小説。徳川家斉が大御所として君臨する天保十一年、絢爛たる吹上の桜見の会で奥女中らが注視する中、事件は起こった—。家斉が寵愛する中臈と背後の黒幕石翁。彼らの追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいを推理手法で描き、権力に群がる矮小な人間の姿を炙りだす。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784167106935
内容説明
大奥女中と法華宗僧侶の乱れた性の証拠を掴むべく、密偵として大奥に忍び込んだ齢十九の登美に魔の手が迫る。部屋住みの三男坊、新之助が大胆に敵を翻弄し、事態はますます息をもつかせぬ大攻防へ。両陣営に犠牲者が続出。そして、衝撃的な結末は—。全てを見届けた新之助の目には儚い陽炎が揺れていた。
「BOOKデータベース」 より